Desktop Library 取扱説明書 Ver. 1.1.0
1. はじめに
1.1. Desktop Libraryとは
「Desktop Library」は、プライバシーを最優先に設計されたコミックビューアです。ユーザー登録やソフトウェアのインストールは一切不要で、お使いのWebブラウザだけで動作します。
最大の特徴は、閲覧するファイルが外部のサーバーにアップロードされることがない点です。すべてのデータ処理はご自身のコンピュータ内で完結するため、誰にも気兼ねなく、安心して読書を楽しめます。
1.2. 主な機能
- ブラウザだけで動作: 面倒なインストールは不要です。
- プライバシー保護: ファイルが外部に送信されることはありません。
- 多様なファイル追加方法:
- PCからの直接読み込み(ローカルファイル)
- Google Driveとの連携
- ドラッグ&ドロップによる簡単な追加
- 高度な本棚管理:
- シリーズの手動編集(まとめる・名前の変更・解除)
- 自由なタグ付けと、タグによる絞り込み検索
- 読書状況(読書中・未読・読了)でのフィルタリング
- バックアップ&復元: 本棚のデータを丸ごと保存し、別のPCやブラウザに移行できます。
- 豊富な閲覧設定: 右綴じ・左綴じ、見開き表示、自動トリミング、自動シャープ化など、好みに合わせてカスタマイズできます。
- 進捗・ブックマークの保存: 読書を中断した場所や、お気に入りのページを自動で記録します。
1.3. 対応ファイル
- ZIP形式(.zip)
- CBZ形式(.cbz)
- ※ファイル内には、JPEG, PNG, GIF, WebP, BMP, AVIF形式の画像ファイルを含めることができます。
2. 基本的な使い方
2.1. 本棚に本を追加する
「Desktop Library」を初めて開くと、本棚は空の状態です。画面上のボタンやドラッグ&ドロップで本を追加します。
① ローカルファイルから追加
お使いのPCに保存されているコミックファイルを追加します。
- 画面右上の「ローカルから追加」ボタンをクリックします。
- ファイル選択画面が表示されるので、追加したいコミックファイル(ZIP/CBZ)を選択します。複数選択も可能です。
- ファイルが本棚に追加されます。
💡 便利なヒント
- ドラッグ&ドロップ: ファイルやフォルダを画面に直接ドラッグ&ドロップすることでも、簡単に追加できます。
- アクセス許可: 初回アクセス時にファイルの許可を求められることがあります。許可すると、次回以降はファイルを選択し直さなくても本を開けるようになります。
② Google Driveから追加
Google Driveに保存されているコミックファイルを追加します。この機能を利用するにはGoogleアカウントでの認証が必要です。
- 「Google Driveにログイン」ボタンをクリックし、画面の指示に従ってアカウント認証を行います。
- 認証後、「Driveから追加」ボタンが表示されるのでクリックします。
- Google Driveのファイル選択画面が表示されるので、追加したいコミックファイルを選択します。
- ファイルの情報が本棚に追加されます。(この時点では、ファイルの中身は読み込まれません)
2.2. 本を読む
本棚に追加された本の表紙画像をクリックすると、ビューアが起動して読書を開始できます。
- シリーズでまとめられている場合は、一度シリーズをクリックすると、そのシリーズに含まれる本の一覧が表示されます。
3. 各画面の機能
3.1. 本棚画面
追加した本が一覧表示されるメイン画面です。
① 表示と操作
- シリーズ表示: 同じシリーズの作品は自動でまとめられ、冊数が表示されます。
- 進捗バー: 各本の表紙下部には、どこまで読んだかを示す進捗バーが表示されます。
- ソースアイコン: ファイルの保存場所(💻: ローカル, ▲: Google Drive)がアイコンで表示されます。
- お気に入り: 本やシリーズの★アイコンをクリックすると、お気に入りに登録/解除できます。
- 表示形式の切り替え: 画面上部のアイコンで、本の表示をグリッド形式とリスト形式で切り替えることができます。
② 検索と絞り込み
- キーワード検索: 画面上部の検索ボックスにキーワードを入力すると、本棚全体またはシリーズ内から本を絞り込めます。
- タグ検索: 検索ボックス横のタグアイコン(🏷️)から、特定のタグが付いたアイテムだけを絞り込んで表示できます。
- 読書ステータス: 「すべて」「読書中」「未読」「読了」のボタンで、読書状況に応じて本をフィルタリングできます。
- お気に入り: ★アイコンのボタンをクリックすると、お気に入りに登録したアイテムのみを表示できます。
- 並び替え: 以下の条件で本棚の表示順を変更できます。
- 最後に読んだ順 (新しい / 古い)
- 追加が新しい順 / 古い順
- タイトル(昇順 / 降順)
- シリーズの冊数が多い順 / 少ない順
③ 編集モード
「編集」ボタンをクリックすると、編集モードに切り替わります。アイテムをクリックして選択し、様々な操作ができます。
- タグ編集: 選択した本やシリーズにタグを付けたり、外したりできます。
- シリーズ編集:
- まとめる: 複数選択した本やシリーズを、一つの新しいシリーズにまとめます。
- 名前の変更: 選択した一つのシリーズの名前を変更できます。
- シリーズ解除: 手動でまとめたシリーズを解除し、元の自動判別状態に戻します。
- 既読リセット: 選択した本の進捗状況をリセットし、未読の状態に戻します。
- 削除: 選択した本を本棚から削除します。
④ 本棚の設定・管理
画面上部のボタンから、本棚全体に関わる設定や管理機能にアクセスできます。
- 本棚の設定:
- アプリ起動時に表示する読書ステータス(すべて、読書中など)を設定できます。
- 本棚の全データ(読書進捗、タグ、シリーズ設定など)を**バックアップファイルとして書き出す(エクスポート)**ことができます。
- バックアップファイルから**データを復元(インポート)**することも可能です。PCの買い替えやブラウザの移行時に便利です。
- タグの管理:
- 本棚で使うすべてのタグを追加・名前の変更・削除できる管理画面を開きます。
3.2. ビューア画面
本を読むための画面です。画面のどこかをクリック(またはタップ)すると、上下に操作パネルが表示/非表示されます。
① ページ操作
多彩な方法で快適にページをめくることができます。
- クリックエリア:
- 画面の左右: 画面の右側1/4をクリックで進み、左側1/4をクリックで戻ります。(綴じ方向の設定に依存します)
- 画面の中央: 画面中央の広いエリアは、左クリックで「進む」、**右クリックで「戻る」**に割り当てられています。
- キーボード:
→←キーでページを進んだり戻ったりできます。
- マウスホイール:
- ホイールを下に回すと進み、上に回すと戻ります。
- ダブルクリック:
- 画面をダブルクリックすると、表示がズームイン/ズームアウトします。
② シリーズ間の移動
シリーズ作品を読んでいる際に、巻をまたいでシームレスに読み進めることができます。
- 自動で次の巻へ:
- シリーズの最終ページでさらに「進む」操作をすると、自動的に次の巻の1ページ目が表示されます。
- キーボードで巻を移動:
↑キー: シリーズの前の巻に移動します。↓キー: シリーズの次の巻に移動します。
③ 上部操作パネル
- 戻るボタン(←): 読書の進捗を保存して本棚に戻ります。
- ファイル名/ページ番号: 現在開いている本の名前とページ位置が表示されます。
- ブックマーク(🔖): 現在のページにブックマークを追加・削除します。
- 設定(⚙️): 閲覧設定パネル(後述)を開きます。
- フルスクリーン: 全画面表示のオン/オフを切り替えます。
- その他メニュー(︙):
- ズームイン/アウト: 表示を拡大・縮小します。
- ページ一覧: 全ページのサムネイルを表示し、好きなページにジャンプできます。
- ブックマーク一覧: 保存したブックマークの一覧を表示します。
④ ページ一覧(サムネイル表示)
「その他メニュー(︙)」から「ページ一覧」を選択すると、作品の全ページがサムネイルで表示されます。
- 読みたいページのサムネイルをクリックすると、瞬時にそのページへジャンプできます。
- 現在表示しているページは、青い枠でハイライトされます。
⑤ 表示設定
ビューア画面の「設定(⚙️)」ボタンから、以下の項目を調整できます。
- 綴じ方向:
右綴じ/左綴じを切り替えます。ページめくりの方向もこれに連動します。 - 表示モード:
単ページ/見開き表示を切り替えます。 - フィット: ページの表示方法を
全体表示/幅に合わせるから選択します。 - 自動トリミング: ONにすると、見開き画像から単ページを切り出す際に、余白を自動で調整して最適なアスペクト比に近づけます。
- 自動シャープ化: ONにすると、画像にシャープ化処理を適用し、より鮮明に表示します。(環境によっては利用できない場合があります)
- クリックエリア表示: この設定をONにすると、ページめくりなどの操作エリアが画面に色付きで表示されます。操作に慣れるまでの間、ONにしておくことをお勧めします。
- カーソル形状の変更: ONにすると、マウスカーソルが操作エリア(進む/戻る/UI表示)に応じて専用のアイコンに変化し、次のアクションが分かりやすくなります。
- カーソルを自動で隠す: ONにすると、マウスカーソルが一定時間動かない場合に自動で非表示になります。「隠すまでの時間」や「カーソルのブレ許容範囲」も調整可能です。
- ダブルクリック速度: ズームに使用するダブルクリックの反応速度をミリ秒単位で調整します。
4. よくある質問(FAQ)
Q. 私のファイルはどこかにアップロードされますか? A. いいえ、されません。ローカルファイルはあなたのPC内でのみ処理されます。Google Drive連携時も、ファイルはGoogleのサーバーからあなたのブラウザに直接読み込まれるだけで、私たちのサーバーを経由することはありません。
Q. アプリを閉じても、読んだ場所は保存されますか? A. はい。読書の進捗やブックマーク、設定はすべてお使いのブラウザ(IndexedDB)に自動で保存されます。
Q. 別のPCでも同じ本棚を使えますか? A. はい、「本棚の設定」にあるバックアップ&復元機能を使えば可能です。元のPCでデータをエクスポートし、新しいPCでそのファイルをインポートしてください。
Q. Google Driveから追加した本の表紙が表示されません。 A. Driveから追加した本は、一度ビューアで開くことでファイルが解析され、表紙が生成される仕様です。
Q. 以前開けたローカルファイルが開けなくなりました。 A. ブラウザのセキュリティ設定やキャッシュのクリアなどにより、ファイルへのアクセス許可が失われた可能性があります。本を開こうとすると再度ファイルを選択するよう促されるので、画面の指示に従って同じファイルを選択し直してください。
Q. 本を開くたびにファイル選択が必要になります。 A. このアプリでは、ローカルファイルへのアクセスを簡単にするため「File System Access API」という技術を利用しています。この機能はGoogle ChromeやMicrosoft EdgeなどのChromiumベースのブラウザで正式に対応していますが、FirefoxやSafariなど、一部のブラウザでは未対応です。未対応のブラウザをお使いの場合、セキュリティ上の理由から、毎回ファイルを選択し直す必要があります。
💡 Braveブラウザをお使いの方へ Braveブラウザでは、この機能がデフォルトで無効になっている場合があります。以下の手順で有効にすることで、より快適にご利用いただけます。
- アドレスバーに
brave://flagsと入力して開きます。- 検索ボックスに
File System Access APIと入力します。- 表示された設定を
DefaultからEnabledに変更します。- ブラウザを再起動します。